中年男性層アルバイトの現実!日本で30代、40代の男性がバイトで差別される、その理由とは…

アルバイトと聞くと、どうしても学生や若年層のフリーターが従事しているイメージがありますよね。

また、結婚して家事の片手間でバイトしている30代の主婦、子育てを終えた40、50代のパートさん等も日本じゃ珍しくないです。

特に小売店や百貨店では、40~50代のパートさんがメインのところも多く、大企業はアルバイトやパートの待遇を良くして、手軽な労働力を囲い込もうと必死です。

一方で日本では、中年男性のバイトには風当たりが厳しい現実があります。

30~40代以降の男性がバイトに応募したら、真っ先に「準社会不適合者」扱いされてしまいますよね。就職や雇用において、男女平等を推進しておきながら、この差別はおかしくないですか?

一体なぜなんでしょうか?

今回は、その理由について説明します。

中年アルバイト男性の絶対数が少ない

日本では30~40代の中年アルバイトが侮蔑的なイメージを持たれてしまいます。その最も大きな理由は、バブル崩壊後の中年バイト男性の絶対数の少なさ、にあります。

1970年代の高度成長期、日本はバブルで経済が右肩上がり。そんな時代に就職で困ることは全くありませんでした。

当時の政府が打ち出した「所得倍増計画」により、景気がアホほどよくなり、年平均10%という驚異的な経済成長を遂げた時代です。

日本企業も業績が右肩上がり。仕事があり過ぎて人材が足りなかったので、

「大卒が就職するとクルマがもらえた」

なんて今じゃ信じられない逸話も残っているほど。

そんな時代だったので、男性は適当に正規雇用で就職して、大黒柱として家族を支えるのが当たり前の時代でした。バイトに従事してい男性は皆無に等しかったのです。

そりゃ適当に働いてても、正規雇用で何から何まで会社が面倒を見てくれた時代なのですから、よほどなマゾでない限り正規雇用を選びますよね。

しかし、皆さんもご存知のとおり、その後バブルは見事に弾けてしまった訳です。

そこからジワジワ回復しつつあるのが現在なワケなのですが、ぶっちゃけ株価が回復していても、労働者の賃金は以前として低いままですよね。

おまけに打つ手なしの少子高齢化の問題も深刻で、福祉の負担は増えるが収入が増えない…といった状況。

企業も少子高齢化のなか、あらゆる製品のサービスの価格競争にもまれ、人件費の安いアルバイトを使わざるを得ない。

にも関わらず、いまだに「男性=正規雇用で一家の大黒柱になるべき」という昔の名残だけ残ったままで、中年男性はバイトの職に就けたとしても、社会の重圧からすぐに辞めてしまう。

一方で人件費をケチりたい企業は、妊娠・出産・子育てというイベントがあり、100万馬力で働いてくれない女性を正規雇用したがらない。でもバイトなら歓迎…という雰囲気。

結局は…

男性は、社会のプレッシャーから正規雇用かフルタイムを目指す
女性は、妊娠・出産・子育てがあるので企業が正規で雇うを嫌がる

といった背景から、バイト従事者の中年男性が少なく、学生・若者・女性がおおいという結果になってしまっているのです。

日本では少数派は差別される

日本では「変わった少数派」は差別される傾向があります。

思い出してみてください。小中学校で少し変わった奴がいたら奇異な目で見られたり、無視されたりイジメられたりすること、ありませんでした?

大人になったら羨望の眼差しで見られるハーフも、小中学校の頃は「髪の色が違う」「目の色が違う」というだけで、イジメを受けるケースも少なくないです。

島国である日本は「集団に埋没しないマイノリティーを排除したがる空気」がめちゃ強いんです。そしてそれは、同じ日本人であってもマイノリティーであれば変わらない。

「中年男性はみんな正規で働いているのに、こいつ、この年でバイトなんてキショ!」

という差別的な意識に変わっていくのです。

面接の段階で絶対に採用側はこんな風に思いますし、仮に採用されたとしても、一緒に働く若者や女性にも、必ず同じことを思われます。

イメージしてみてください。

アルバイトでは主婦だけてなく、10代の学生や若者も働いています。しかし、そんな中に40代の男性が入ってきたら、どうなるでしょうか。

主婦は主婦でかたまり、若者は若者で固まる…すると、入ってきた40代男性は必ず孤立してしまうでしょう。

仮にアルバイトの同僚に中年男性が多ければ…

「もともと○○で働いてたんですが、リストラに遭ってしまいまして、ハハハ」
「おや、そんな大手でもリストラを?」

なんて会話もでき共感してくれる同僚もできるんでしょうが、先述のとおり、そもそもバイトの中年男性がゼロに等しい。職場で打ち解けることができず、辞めてしまうことは確実です。

少しは続けられたとしても、職場には共感をもってくれる同僚がいなく差別的な目で見てくる雇用主や同僚(若者、女性)しかいないのでれは、性格もどんどん卑屈になっていくでしょう

自殺者が多い中年男性

このように、マイノリティであるがゆえにバイトで差別される中年男性は、正規かフルタイムで働くしか選択肢がなく、一歩道をはずせば簡単に「社会不適合者」になってしいます。

そういった背景から、中年男性の自殺者も異常に多いです。

実際に近年の厚生労働省によるデータでは、自殺者の全体の7割が成人男性という結果になっています。

平成 28 年の自殺の状況

そして、その流れは若年層にも広がっており、正規でないと社会で認められないというプレッシャーが蔓延しています。

実際に「秋葉原無差別事件」「黒子のバスケ脅迫事件」の犯人も非正規雇用の男性です。

社会の重圧のなかで差別される立場が原因で、自身のプライドが保てず…復讐に駆り立てられ事件を起こしてしまった。

10年にも渡り働き方の多様化が叫ばれているが、未だに働き方に柔軟性がなく、バブル期を幻想を追い続けている状態です。

中年男性や主夫層などへの労働需要にこたえられるような、幅広い働き方を認められる社会になれば、こういった問題にも光がさすではないか。

そう思いますが、日本人のマイノリティ排他意識は根強く、対策をしても数十年ではこういった問題は解決できないでしょうね。

中年男性層の多いアルバイト

このように中年男性のアルバイトは非常に肩身がせまくなるわけですが、実は中年男性向けのアルバイト先がないというワケでもないです

たとえば、警備業界引越し業界などでは、アルバイトとして働いている中年男性が多い。

これらの業界は、リストラされた中年男性、年金までのつなぎとして働く60代の男性が多い業界といます。似たような男性が多く集まる業界であるため、男性の定着率も高い。

30~40代男性でバイトや就職先を探すなら、このように居心地が良さそうな業界を目指すと良いでししょう。

なかでもアルバイトとしては向かないが正社員として中年男性に人気なのがタクシー業界です。

ズバ抜けた高給は求めることはできないですが、職場での同僚とのコミュニケーションも最低限でよく、比較的柔軟な働き方ができるタクシー業界。

性格に少し癖があってリストラされてしまった…という方にもぴったりでしょう。

「タクシー業界なんて…未経験じゃ不可能なのでは?」

なんて思うかもしれないですが、一ヶ月以内でタクシードライバーを目指せる教育制度があるタクシー会社もあります。

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