30代ニート!30代無職!非常にネガティブなイメージを持つ言葉ですよね。
しかし30代になっても職歴がなかったり、アルバイト経験しかない人は相当数おり、その数は年々増えつつあります。
情報は少し古いですが、こちらが2017年までのニート(15歳~39歳の非労働参加者)の推移です。
「結局仕事をせず30代を迎えてしまった!」
「30代なのにまともな職歴がないヤバい!」
「すでに30代なのにバイト経験しかない!」
このような人は、真面目に社会復帰を考えてるなら、登録派遣やアルバイトから社会復帰を目指すかもしれません。
しかし、実はアルバイトからの社会復帰は、正社員からの社会復帰よりもハードルが高いのが現状です。学生や主婦でもない限り、30代のアルバイトは体力と時間の無駄です。
今回は、その理由と30代ニートが正社員から社会復帰を目指すべき理由・方法について案内します。
アルバイトは精神・体力が削り取られる
学生・主婦ではない30代は、普通のアルバイトをはじめると非常にネガティブな思考に陥ってしまいます。
普通30代ともなれば、アルバイトの中でも高齢な部類に入ります。そのため、他の若者・学生・主婦と比べて、自分は負け組だという感情を植え付けられてしまうのです。
日本は特に男性の高齢フリーターに風当たりが厳しい現状があります。
仮にアルバイトをはじめて仕事をし始めても、同僚の学生バイト・主婦バイトから「良い年してバイトかよ(笑)」「こいつ典型的な負け組じゃんww」と思われてしまうのが現実です。
そのため、生きるための日銭を稼いでいるだけなのに、どんどん性格は卑屈になっていき、ニート・無職に逆戻りになってしまうのです。
しかも所詮アルバイトなので職歴にもならない。精神的に疲れるだけではなく職歴にもならない。
30代ニート・無職にとって、アルバイトは時間の無駄以外の何物でもありません。
30代ニート・無職でも正社員は目指せる
先述のような現状はあれど、ここを読んでいる貴方が30代ニート・無職なら、こう思うかもしれませんよね?
「30代でニート(無職)なのに、いきなり正社員なんて無理だ!」
しかし既に30代なら、アルバイトで時間をつぶすより、正社員のポストを探した方がよほど現実的です。
世間は、いかに正社員が崇高で素晴らしい存在であるか、仕事は辛いことであり大変な事であるか、を煽っています。
なので一見すると「正社員=特権階級」と思いがちですが、現在日本の企業は少子化のため人手不足。
日本人は選り好みして仕事を選ぶので、外国人労働者を雇う必要があるほど、人手不足の会社も数多くあります。
労働力が足りなくなれば、ふつう就職転職は売り手市場となり「労働者>雇用者」という関係になるはずです。
しかし日本では教育で植え付けられた上下関係主義や日本政府(自民党)の計らいにより、いまだに「労働者<雇用者」キャンペーンをしているのが現状です。
しかし実際には、日本の企業は猫の手も借りたいほど人手不足。そのため政府が外国人労働者ビザを緩和することになったのです。
人手不足の産業を目指そう
企業は人手不足とはいえ、誰もが羨む業界での正社員を目指すのは無理があります。
そこで、企業が労働力を渇望している人手不足の業界・職業を狙って「正社員」として転職することをオススメします。
現在日本で人手不足と言われている業界には「建設」「土木」「介護」「タクシー」などが挙げられます。
「建設」「土木」関係の会社は、典型的な肉体労働で同僚も強面が多いので、元ニート・無職には不向き。30代ニート・無職が正社員を目指すなら、「介護」「タクシー」業界をオススメします。
介護職で正社員になる
「老人の世話なんかしたくない」
「精神的にきついと聞くから嫌だ」
なんて思うかもしれませんが、誰もが嫌がる仕事だからこそ可能性があります。介護はきつくても「人の役に立っている」という実感をつかむことはできます。
また、高齢化社会に伴い介護が必要なお年寄りは確実に増えるにも関わらず売り手市場なのが介護職の特徴です。
30代ニート・無職と言っても、まだまだ5体満足で身体が動くようなら、介護職に絞って転職活動すると「正社員」になれる確率は上がります。
介護職は資格がなくても働きながらホームヘルパーなどの資格を取得して、キャリアアップしていくパターンが多いです。
転職する段階では資格の有無は問われず、やる気次第と言えるでしょう。人手不足で介護職に特化した転職サイトもあり、毎日案件がどんどん増えていっています。
タクシードライバーで正社員になる
「介護」と並んで売り手市場なのが「タクシー業界」です。
タクシー運転手は、給料も安くリストラされた人が仕方なく就職している感じで、ネガティブなイメージがあります。
ついでに、客がワガママで労働時間が長く不規則で、ネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれません。
たしかに態度の悪い客もいますし、終電を逃した人を狙った深夜ドライブの必要もあるでしょう。
しかし、そんなタクシードライバーの給料は、意外に悪くない事をご存知でしょうか?

転職エージェントを利用して就職しよう
30代ニート・無職が正社員として社会復帰しやすい業界(介護・タクシー)を紹介しましたが、絶賛人手不足中の日本企業。その気になれば、他業界での正社員就職も狙えます。
「業界は決めてないけど、正社員就職したい!」
「とにかく正社員就職するために相談したい!」
という方はハローワークが頭に思い浮かぶかもしれませんが、ハローワークは粗悪な求人が多くオススメできません。
正社員就職を目指すなら、転職エージェントを利用することをオススメします。
転職エージェントとは、求人募集企業と求職者のマッチングしているサービスのこと。登録すると転職に関する相談に乗ってもらえます。ほんとんどの場合は…
- STEP1ウェブサイトから登録
- STEP2電話・メールでの面談日程調整
- STEP3来社して面談・カウンセリング
- STEP4エージェントから求人の紹介
- STEP5(あなたの希望に添うなら)求人募集企業との面接!
という流れになります。
かつては大卒の中でも優秀な人たちのためのサービスでしたが、最近は学歴・職歴がパッとしなくても利用しやすくなってます。
転職エージェントは数えきれない程ありますが、どこに登録しようか迷ったら、業界最大手のエージェントを検討しましょう。
リクルートエージェント
『リクルートエージェント』は、業界最大手の転職エージェントで、とにかく案件数が豊富です。コンサルタントもスピーディーで一流な粒ぞろいで、大企業との契約数が最も多いです。
紹介料が掛かってくるリクルートに広告を出せる企業は、財政も安定しています。もちろん審査もあるので、中途半端な企業が利用している事は稀です。
それだけ紹介料を出せるという事は、投資して本気で良い人材を探しているということ。就職すれば手厚い待遇、長期キャリアを見据えて迎え入れてくれる会社も多いです。
当然「即戦力が欲しい」という会社もありますので、交渉すれば年収アップも見込めます。
給料は『働く場所』に左右される
この社会には主体性なく、ブラック企業に勤めながら、

頑張ってるのに、なんで給料上がらないの?

俺は能力があるから、もっと給料をもらうべきだよ
なんて事を言う人がいますが、そういう人は行動もせずに文句だけ言うバカタレです。
今スクリーンの前にいる貴方も、このような言動をした事があるのなら赤信号ですよ!
しかし、たとえ今給料がやすく満足していなくても悲観しないでください。
海外就職の経験もある私から言わせれば、給料というものは8割が『労働者がいる場所』に左右されるからです。
極端な例ですが、マクドのビッグマックの価格は、世界で最も高い国はスイスで、その額なんと約700円。一方でロシアでは200円以下です。
スタバのラテ(グランデサイズ)の価格も、最も高い国はスイスで750円。一方でブラジルなら、なんと150円程度です。
物の価格のように、あなたの給料も「貴方の能力」より「貴方のいる場所(業界や地域)」に依存する割合の方が遥かに高いのです!
なので、少しでも給料や待遇に不満があるなら、文句を言う前に一歩踏み出してみる事をオススメします。
登録は5分程度で完了、利用は最初から最後まで完全無料です。