acリクルートエージェントとDODA(デューダ)は、約20万の求人数を抱える2大転職エージェントです。
当サイトでは、転職を考えているなら、とにかくこの2社に登録することをオススメしています。というのは、数えきれないほどある転職系のウェブサイトでは…
「オススメ転職サイト5選」
「転職サイト人気ランキング10選」
「転職サイト20選おすすめ比較ランキング」
「転職に役立つサイト36選」
みたいな記事がありますが、あまり沢山の転職エージェントに登録しても消耗するだけだからです。5社くらいなら登録できるかもですが…「転職に役立つサイト36選」に至っては
「36社も転職サイトに登録できるかボケ!」
と言いたくなりますよね。
普通に日本で転職を考えているだけなら、リクルートエージェントとDODA(デューダ)だけで十分と言えるでしょう。
今回は、その理由について説明します。
転職エージェントが乱立する理由
理由の前に転職エージェントが乱立している理由について少し。
ぶっちゃけ日本には転職エージェントが沢山ありすぎて、どこに登録すれば良いのか混乱してしまいますよね。
何故これだけ沢山あるのかというと、転職エージェント自体がめちゃ儲かる業種だからです。
転職エージェントは転職者からは料金は取りませんが、求人企業から結構な額の紹介料を貰っています。その紹介料は成果ベースで、転職者の年収の3割前後。月収にすると3ヵ月分くらいです。
たとえば、あなたが月収500万円で転職したとしたら、転職エージェントは150万円もの紹介料を貰えるという事です。結構でかい金額ですよね。
人を採用するのには、それだけ多額の費用が掛かるんですよ!
こういった背景から「よっしゃ!じゃあ俺も転職エージェントを起業して荒稼ぎしてやろう!」という人が出てきて、転職エージェントが乱立してしまった…と言えるでしょう。
「じゃあ…俺(私)も、転職エージェントになろうかな?」
な~んて思いたくなりますが、よほどのコネがない限り辞めといた方が良いです。
小さな転職エージェントは、優良企業からは相手にされないですし、やはり大手の優良企業は転職エージェントの大手を利用するものなので。
もし、転職エージェントを起業するなら、それなりの経験・コネ・資金が必要です。仮に上手いこと立ち上げることができても、軌道に乗るまでは時間は掛かりますし。軌道に乗ったとしても、大手のリクルートエージェント と DODA(デューダ)には到底太刀打ちできません。
それなら大人しく転職者として大手を利用した方が賢いということになるのです。
両エージェントは独自の非公開求人を持っている
リクルートエージェントとDODAの公開求人数・非公開求人数は以下のとおり。
公開求人数 | 非公開求人数 | |
リクルートエージェント | 約4万7千 | 約16万5千 |
DODA(デューダ) | 約4万4千 | 約14万 |
DODAは非公開求人は公開されていません。公式サイトに「非開求人数は全体求人数の80~90%」との記載がありますので、ざっくり計算しました。
とにかくリクルートエージェントもDODAもアホみたいに求人数が多いということですね。
「じゃあ、どちらに応募しても同じじゃないの?」
と思うかもしれないですが、それも少し違います。
もちろん、一流企業の非公開求人はリクルートエージェントが最も多く優良求人を抱えてるでしょう。
たとえばネットで露出度の高い、意識高い系のやり手コンサルのプロフィールで「元リクルート」なんていうワード見かけませんか? やはりリクルートはそれだけ気位も高く、非公開求人も相当ハイスペ用の案件を取り揃えているんですよね。
とはいえ、DODAの非公開求人も決してリクルートエージェントの下位互換ではなく、多くの独自案件を抱えています。
リクルート所有の案件と比べると若干劣るかもしれないですが、DODAは大手企業の取引先の中堅企業の案件を沢山持っているイメージです。
つまり、リクルートエージェントとDODAの2社に登録することで、大企業・その取引先の中堅企業の求人案件をカバーできるという事になります。
あなたが年収800万円以上の高級取りなら、リクルートエージェントのみでもOKかもしれないですが、一般的な年収で転職を試みるのであれば、DODAも登録しておいた方がよいという事ですね。
両エージェントとも社風が違う
やっぱり業界トップはリクルートエージェント。
そのため、平均的な大学を卒業した普通スペックをお持ちの方でも上昇志向が高ければ「じゃあオレは登録はリクルートエージェントだけで良くない?」なんて思うかもしれません。
その考えは間違いではないです。
しかし、リクルートエージェントに登録して面談を受けてみれば分かりますが、リクルートエージェントのコンサルは、かなり体育会系でサバサバしている人が多いんですよね。また給料は良いですがハードな仕事が多いという噂も多いです。
そりゃあ、1人を転職させれば100万以上の成功報酬が会社に入る、ついでにコミッション制でノルマも厳しい。なので、分からなくもないんですが、リクルートのコンサルはとにかくガツガツしてて1回面談に行くと10~20社は紹介されます。
そのため「じっくり決めたい」と思う人にとっては、少し疲れるんですよね。
一方でDODAは、そんなガツガツしたコンサルは多くなく、転職者が準備した書類(履歴書・職務履歴書)をよく熟読した上で求人を案内してくるイメージです。勢い任せの数打ちゃ当たるマインドではなく、理にかなった求人を案内してくる。
また、紹介求人も徹底的にハードなブラック企業は避ける感じで、そこまで昇給は望めないかもしれないですが、転職後しんど過ぎてギブアップ、うつ病になってしまう…なんて心配もなし。
しかし「さっさと転職したい」と急いでいる人には向かないかもしれないです。
ま、どちらも一長一短あり。まとめるとこうなります。
特徴 | 対象 | |
リクルートエージェント | 体育会系でガツガツ | さっさと転職したい人 |
DODA(デューダ) | 文科系でじっくり | ブラックを避けたい人 |
とはいえ、以上はあくまで2社の傾向。どうなるかはカウンセリングしてもらうコンサルタントによって随分と変わってきます。
リクルートにもDODA寄りのコンサルもいますし、DODAにもリクルート寄りのコンサルもいます。どんな人に当たるか運次第!
だから、いつでもコンサル乗り換えができるよう、リクルートエージェントとDODA(デューダ)の両方に登録することをオススメしてるのです。とりあえず両方登録してウマが合う方を積極的に利用すればよいんですよ。
ちなみに、業界3番手はJAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)と呼ばれるエージェントで、ここは非常に海外案件に強いエージェントです。
「とにかく海外で就職したい!」と考える人は絶対に登録しておくべきエージェントです。
JACについては、海外就職したい向けの人のための記事を後日用意しようと思っているのでそのときにでも…
両エージェントとも全国に拠点がある
「両方登録すればいいのはわかった!でも俺(私)地方在住なんだけど大丈夫なの?」
安心してください。リクルートエージェントとDODA(デューダ)は全国に拠点を持っているので、北海道・関東・中部・関西・九州は網羅しています。
両エージェントの拠点を具体的に北から見てみるとこんな感じ。
リクルートエージェントの拠点
- 北海道支社(札幌)
- 東北支社(仙台)
- 東京本社(東京)
- 宇都宮支社(宇都宮)
- さいたま支社(大宮)
- 千葉支社(千葉)
- 西東京支社(東京・立川)
- 横浜支社(横浜)
- 静岡支社(静岡)
- 名古屋支社(名古屋)
- 大阪支社(大阪)
- 京都支社(京都)
- 神戸支社(神戸)
- 中四国支社 ❘ 岡山オフィス(岡山)
- 中四国支社 ❘ 広島オフィス(広島)
- 九州オフィス(福岡)
DODA(デューダ)の拠点
- 北海道第オフィス(札幌)
- 東北オフィス(仙台)
- 丸の内本社(東京・丸の内)
- 横浜オフィス(横浜)
- 中部オフィス(名古屋)
- 関西オフィス(大阪)
- 京都三哲オフィス(京都)
- 神戸オフィス(神戸)
- 広島オフィス(広島)
- 九州オフィス(福岡)
「四国」の人は残念、あと「岡山」「静岡」「宇都宮」の人はリクルートエージェントをメインで使わざるを得ない感じですかね。
「四国」で仕事をお探しの方はマイナビエージェントなら拠点があります。
その他大勢の都市部に住んでいる人は、多少の拠点数の違いはあれ、リクルートとDODAに登録しておけばOKということです。
リクルートエージェント公式サイト
DODA(デューダ)公式サイト
まとめ ❘ 転職するなら両方に登録すべき
さて、今回の内容をまとめると…
- 費用は求人企業負担なので転職エージェントを利用しまくるが勝ち
- 大手2社に登録することで大企業・中堅企業の求人をカバーできる
- 大手2社に登録しとけば一方の社風が合わなくても乗り換えられる
- 大手2社とも全国に拠点があるので殆どのエリアで両方利用できる
と言ったところですね。
とはいえ、転職エージェントは、もともと大卒のエリートが利用するイメージが強いです。
「私…実は職歴がしょぼいんだけど大丈夫かしら?」
「おれ実は高卒なんだけど利用できる」
そんな風の悲観しないでください!大丈夫です。
職歴がしょぼかろうが、高卒だろうが、リクルートもDODAも求人数は20万件あります、20万です。なかには新卒ほやほや向けの求人や高卒向けの求人もあります。
利用するのは無料(タダ)、しかし利用しなければ大きなチャンスを逃すかもしれません。転職を考えているのであれば、ぜひ登録してみることをオススメします。