うつ病が原因で退職を余儀なくされ、職に就けず貧困に陥ってしまった。
貧困ドキュメンタリーでは、この手の転落人生が山ほど報道されてます。
しかしテレビを通し垣間見ている転落人生は、氷山の一角。
会社でのパワハラ・モラハラなどにより「抑うつ状態」の精神疾患に悩まされ、人生を台無にしてしまった人は山ほどいます。
事実、平成23年の厚生労働省「疾患調査」では、精神疾患の患者数は上昇の一途を辿っています。
その一方で、精神疾患による入院数は減少。
つまり、入院までは必要としない「うつ病」「抑うつ状態」患者が増加しているということ。
我が国は、学校の部活動等で叩き込まれる上下関係のせいで、会社でも徹底的に弱者イジメ体質を備えてます。
そのため、上に這い上がれずイジメめられ続けて、精神疾患になる人が多くなるのも分かります。
もしかしたら、当記事を読んでいる読者の貴方も、そんな経験をお持ちの方はいないですか?
しかし、決して自分を責めないでください。悪いのは貴方ではなく、そんな風に追い込んだ加害者です。
そして被害者の貴方には、当記事で朗報をお伝えします。
精神疾患や怪我などで働けない場合、最大18ヶ月間、月収の65%貰える「傷病手当」という制度があります。
実は退職後「失業手当」以外に「傷病手当」も受給している人は、資格者うちたった0.5%と言われてます。
今回は「傷病手当」とは一体何なのか。受給の要件、申請方法などを、分かりやすく紹介します。
「傷病手当」とは?
「傷病手当」とは社会保険のなかの「健康保険」にて定められている制度です。
社会保険 | 雇用保険 |
健康保険(傷病手当が定められている) | |
厚生年金 | |
労災保険 | |
介護保険 |
病気・怪我などで休職・退職せざるを得ない場合、その期間の生活を支える為、一定の金額が支給される制度です。
「傷病手当」の支給額の計算方法
「傷病手当」の日当の支給額計算方法は2パターンです。
パターン1は「直近12ヶ月の月額報酬÷30×2/3」という計算方法。たとえば直近12ヶ月の平均月額報酬が25万円だった場合、計算式は以下です。
入社後12ヶ月を経過していない場合は、入社から支給開始月真での月額の平均額をもとに計算します。
パターン2は「会社加入の健康保険組合の標準月額の平均額÷30×2/3」という計算方法。たとえば会社加入の健康保険組合の標準月額平均額が30万だった場合、計算式は以下です。
最終的な傷病手当の日当は、パターン1とパターン2のうち少額な方が適用されます。
「傷病手当」の支給期間
「傷病手当」の支給期間は最大18ヶ月です。
傷病手当の支給期間中に仕事に復帰すると、もちろん支給はストップします。
しかし、支給開始から18ヶ月以内に再び仕事を休まざるを得なくなった場合、再び支給されます。
当たり前ですが支給開始から18ヶ月経つと支給はストップしますが、別の病気や怪我が原因で休まざるを得なくなった場合、再度支給される場合があります。
同じ診断名でも、完治後に再び発症したと認められた場合も、再度支給される場合があります。
実は、連続で受給している人も多いのが傷病手当です!
「傷病手当」の支給要件
先述の通り、病気や怪我で仕事を休まざるを得ない場合、その期間の生活を支える為、一定の金額が支給される制度です。
しかし、受給のためには以下の4つの条件を満たす必要があります。
- 病気や怪我が業務外の事由である
- 病気や怪我のため就労する事ができない
- 連続した3日間を含み4日以上仕事に就けなかった
- 病気や怪我で休んでいる間は給与の支払いがない
それぞれ解説しますね。
1.病気や怪我が業務外の事由である
業務外での病気や怪我のため療養する必要があり、就労できなくなった場合が対象です。
なぜなら、通勤中や業務内に病気や怪我をして休む場合は、労災保険が適用されるからです。
ちなみに療養は、自宅療養も対象なので、必ずしも入院が必要という訳ではありません。
2.病気や怪我のため就労する事ができない
傷病手当なので、病気や怪我のため仕事ができなくなることが大前提です。
それを公に証明するには病院に行き診断書を書いてもらう他ありません。
通勤中や業務内の病気や怪我と診断された場合は、支給対象外になるので注意が必要です。
3.連続した3日間を含み4日以上仕事に就けなかった
傷病手当の受給は3日連続で休み、待機期間3日間が成立した後の4日目以降です。
この連続の3日間は、土日祝日を含んでも可、月曜か金曜日に有給を使い揃える事もできます。
最初の祝日に病院の精神科に行き診断してもらうようにしましょう。
3.病気や怪我で休んでいる間は給与の支払いがない
傷病手当は、業務外での病気や怪我のため、療養が必要で働けない時に支給されるもの。
そのため、療養期間中に給料の支給がストップしている事が条件です。
つまり、健康保険上のルールの療養期間中の経済補助のようなものです。
「傷病手当」の申請方法
傷病手当の申請は、健康保険の保険者(保険事業運営側)に提出する必要があります。
先ずは健康保険の窓口に問い合わせして支給申請書を取り寄せます。支給申請書はホームページからダウンロードできる場合もあります。
支給申請書は、本人記載分・会社記載分、医師記載分の3つに分かれています。
各々の記載項目は、保険者により多少の違いはありますが、概ね以下です。
- 本人記載分:個人情報、申請内容、振込口座など
- 会社記載分:給与・勤務状況など
- 医師記載分:診断名・就労不能期間・病気の原因など
自分で本人記載分を記入して、会社に会社記載分を依頼、最後に病院で医師記載分を依頼しましょう。
「傷病手当」は自分で申請できない?
傷病手当についての概要、受給要件、申請方法などを紹介しましたが、見ての通り「傷病手当」の申請方法は複雑です。
ぶっちゃけ「うつ病」「抑うつ状態」の人が、受給要件を自己チェックし、それに伴い行動、申請するのは現実的ではありません。
しかし「傷病手当」の受給をサポートしてくれるサービスはあります。最近できた給付金サポートで名前は「退職コンシェルジュ」と言います。
サポート料金は、利用者の状況により様ですが、相談だけなら無料。利用の流れは以下です。
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STEP1
お問い合わせ(LINEでも可)お問い合わせフォームより相談!
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STEP2
無料通話相談お問い合わせ後、担当コンシェルジュよりお電話で簡単なヒアリングをさせていただきます。受給条件を満たしていることの確認が取れた場合、改めてお話しできる日時のご面談または通話面談のご予約を承ります。
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STEP3
サービス開始内容に同意済みの客様にはこの時点でお申し込み頂きます。契約書を交わした上でサービス料金をお支払いいただき、サポートを開始です。サポートには「chatwork」というチャットツールを使用いたしますので、担当より操作方法をお伝えいたします。
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STEP4
必要書類準備と提出給付金申請に必要な書類をご用意いただき所定の機関へ提出して頂きます。必要書類や記入方法は、複雑な申請はサポートいたしますのでご安心ください。
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STEP5
審査・受給確定書類提出後は審査の開です。審査完了し受給確定すると、約1~2週間で指定口座に給付金が振り込まれます。
退職コンシェルジュは新しいサービスですが、利用者はこれまで1000名以上にのぼります。
昨今、多数の問い合わせが殺到しており、無料通話相談の面談日時は、ご希望日時にご予約を承れない場合があるそうです。
しかし、仕事で辛い人は是非問い合わせてみる事をオススメします。相談だけなら無料です。